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2025.03.13

【THC変異の可能性は?】CBD(カンナビジオール)の変異条件に関するサンプル検証に着手②

◆CBD変異の実験記録│2025.3.4

前回→◆CBD変異の実験記録│2025.2.25

前回実施した、pHの違いによる変化を見る実験の検体について経過を見たところ、一部の検体で変化が確認された。

1.pHの違いによる変化

結果

酸性、中性、アルカリ性の各水溶液にCBDアイソレートを加えたものについては、実験当時はいずれの溶液でも顕著な変化は見られなかったが、1週間後にはアルカリ水溶液+CBDの検体のみ透明から濃紫に変色している。(左図)また、CBD溶解ローションにアルカリを加えたものも、白色から紫への色調変化が著しく濃くなっている。

考察

初回の実験では、CBD溶解ローションにアルカリを加えた場合にのみ顕著な色調の変化が観察されたため、使用した界面活性剤との反応によって何らかの変化が生じていると考えられた。しかし、経時によりアルカリ水溶液とCBDの組み合わせでも色調の変化が確認されたことから、pHの影響も考慮する必要がある。今後、さらなる分析が求められる。

第1研究実施場所

臨床カンナビノイド学研究室

〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学医学部附属病院 臨床研究棟A 1階 
第2研究実施場所

東京大学大学院医学系研究科皮膚科学教室

〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1

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